2016年8月17日水曜日

NIKE JAPAN - #身の程知らず



NIKE JAPANのCM。
CMでは、小学生たちが学校で道徳的な言葉を斉唱させられているような感じのナレーションが入ります。
そのナレーションに対して映像の内容は逆。

例えば「空気を乱さず出しゃばらず」という言葉に対し、映像はサッカーのキーパーが相手のゴール前まで駆け上がり、ヘディングシュートを決める。
また、「敷かれたレールをはみ出さず」という言葉の時は、ランナーがバックカントリーを駆けまわります。


ナイキのCMですからスポーツを扱っていますが、これは日常生活においても通ずるものがあります。「KY」という言葉が流行り、目立つ人を冷笑しがちな日本において、このCMは強烈です。これはNIKE ’’JAPAN’’のCMですから。

映像は後半に行くにしたがってBGMのテンポもカット割りも早くなり、最後「JUST DO IT」の文字。この辺りはナイキ節ですね。

YouTubeの説明欄に書かれていた言葉。
「運命なんてただの言葉。
誰もが無限の可能性を持って生まれてくる。
なのにみんな、いつしかそれを忘れて、
どこかで拾ってきた限界ってやつに自分を押し込もうとする。
まあ、しょうがない、僕のミノホドはこの位だと。
もっと小さく身を縮めなきゃと。
ぜんぶでっち上げ。ただの思い込み。
誰かのルールでプレイするのはもう終わりだ。
空気を読まずに勝負を挑め。
自分に遠慮するな。
何度でもルーキーになれ。
走れるはずのない距離を走れ。
スポットライトの真ん中に立って世界にきみを見せつけろ。
身の程なんか一生知るな。」


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2016年8月6日土曜日

メッセージ性の強いPOLAのCM



「この国は、女性にとって発展途上国だ」
化粧品などを販売するポーラのCM。

最近の日本では珍しくメッセージ性の強いCMです。
男女平等が進んでいると思われている日本において、正社員の平均給与は男性より女性の方が月8万円ほど低いという統計が出ています。

このCMのように、コピー取りや飲み物の後片付けなどを、女性にだけやらせるような会社はさすがにもうないと信じたいですが、仕事の内容を性別だけで割り振ってしまうということはまだあるかもしれません。

育児休暇などの制度も含め、女性が働く環境において日本はまだまだ後進国。
実はこういう所に不景気回復のきっかけが眠っている気もします。

最後にCMのコピーを。
 「この国は、女性にとって発展途上国だ。限られたチャンス、立ちはだかるアンフェア。かつての常識はただのしがらみになっている。それが私には不自由だ。迷うな、惑わされるな。大切なことは私自身が知っている。これからだ、私。自分という旗を立てよう。」


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